宮沢賢治の壮麗な表現
- socom5055
- 2019年2月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年11月23日
太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間から光が漏れて光線が放射状に地上へ降り注ぐ現象は「薄明光線」「光芒」と呼ばれるチンダル現象の一種です。水滴が浮遊しており、光が散乱しているようです。19 世紀のイギリスの物理学者ジョン・チンダルが発見したそうです。
17世紀のオランダの画家・レンブラントは、このチンダル光線を描いたので、それを知る方は「レンブラント光線」とも呼ぶようです。
キリスト教の聖書では、これは「天使の梯子」と呼ばれているようです。イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」もこの現象をイメージしているように思います。
日本では、宮沢賢治が「告別」という詩のラストで表現しています。弟子を励ます詩です。 「もしも楽器がなかったら いいか、おまえはおれの弟子なのだ ちからのかぎり そらいっぱいの 光でできたパイプオルガンを弾くがいい」
「光りでできたパイプオルガン」。空いっぱいに、壮麗なオルガンの音が聞こえてきそうな表現です。
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